『家族』という形…
あの時の状況と似てる…
両親が離婚して、最愛のひとり娘を
見送る事になるとは、誰が想像しただろうか…
いま、また
穂乃香の事故直後を思い出す
夜中に知らない番号から、ひっきりなしに
鳴り響く電話の音…
ひとり暮らしの私は、怖くて電話に出ることができなかった。
あまりにも鳴り響く電話に輪をかけて、
夜中3時半に玄関のインターホンを鳴らす音…
恐る恐る玄関に行って、小窓で確認すると…
外には、警察の制服を来た人が ひとり。
後ろ向きになって、誰かと話してるようだった。
もう言葉にならないほど怖くて、心臓が飛び出そうだった。
でも、なんか おかしいと思って、
まだ鳴り響いている電話を恐る恐る取った。
もう、事故から何時間も経っていた…
電話口で、詳細を話してもらえず、
事情が、ほとんど呑み込めないまま、
今すぐ来て欲しいの一点張り…
始発のバスを待ってから、現地へ向いました。
現地へ向かう電車の中で、 震えながら元旦那に電話をかけました。
離れてから、7~8年もの歳月が流れていて、相手の敬語交じりが、耳障りで鬱陶しかった。それでもあの時は、もう自分でも
どうしていいのか、わからなくて…
それに 穂乃香が、就職で地元を離れる前に
パパに会ってみたい、会いたいなあ~って、
言ってた言葉が、私の心の中で、ずっと引っ掛かっていたから…。
万が一の事も考えて、最後に会わせておくべきだと思い、知らせた。
3時間かかって、私の方が先に現地へ着いて、
穂乃香と無言の対面をしました。
とても信じられない光景に シーツの上から撫でる事しか出来なかった。
これは、絶対に夢なんだ…って、何度も何度も思いました。
元旦那が到着して、
霊安室で、親子3人揃って対面した時、
久しぶりに『家族』の形に戻った気がした。
穂乃香は、親子3人で揃うことを
ずっと心待ちにしてたんだろうな…って思ったら、声を出して泣きました。
穂乃香の気持ちを思えば、自分の姿はなくなってしまったけど、
やっと会えた…って、感じだったんだろうな…
そんな穂乃香の気持ちに
元旦那は、気付いていたんだろか…
私にとっては、モラハラ旦那でも
穂乃香にとっては、そなこと関係ないもの😞
世界で、たった一人しかいない パパだからね…
私にしてみれば、穂乃香の葬儀にも、
そして今もまだ終わらない長い裁判にも、
元旦那が、今の奥さんを平気で一緒に連れて来るのには、違和感だらけなんだよね…😅
私は、辛くて苦しかった過去には、二度と戻りたくないから離れただけで、元旦那が誰と結婚しようが、全く問題はありません。
今までのブログの記事にも、元旦那の奥さんに触れて書いてますが…
裁判にまで一緒に付いて来て、穂乃香と会った事もないのに 遺族同然の姿勢を見せるのは、ちょっと違うと思うけど…。
穂乃香は、今どんな気持ちで見てるんだろう…
穂乃香も、私も、育った家庭環境に恵まれてなかったから、『家族』という形は、憧れだったのかも知れません。
この度、大物芸能人の ひとり娘が、
亡くなったニュースを目にして、
まさか…という思いで、未だ信じられません…
お悔やみ申し上げます。
自殺でも、事故でも、病気でも…
どんな形であれ、愛おしい我が子が、親よりも先に旅立つのは、生涯で一番苦しくて、悲しいものです。
過去の時間は、元には戻せないけど、
『家族』という形を甦らせ、
離婚した両親に見送られ、こんな形でお別れすることになってしまったけど、最後は嬉しかったのでは…
そんな気持ちが伝わってきた気がします。
最後に…
芸能人だからって、娘が荼毘に付されて、
父親が骨壺を抱いてる姿まで、報道しなければいけないんでしょうか…?
マスコミもやり過ぎだと思います。
穂乃香の事故直後も、
どこから入手したかわからないけど、
その日のうちに ニュースで顔写真だけ出ました。
こっちは、被害者なのに…。
自分の家族や、大事な人が、同じ目に遭って亡くなっても、報道するのかな?
すごく疑問に思います。