穂乃香、この空で繋がってるよ…。

大好きな穂乃香へ…

穂乃香の笑顔は、私の宝物だった…。

いつか…
また必ず逢う日まで

その日まで
も少し待っててね…。

昨日は、最後を迎え…

長く続いた裁判の審理は終わり、4月の判決を待つのみとなりました。


裁判で、遺族の意見陳述は、亡くなったもう一人の ご両親は拒否され、
元旦那と、私が読みあげる予定でいましたが、
当日になり、法廷の中に入ってから、元旦那が意見陳述をしないという事を知り、
被告に対しての処罰感情を訴えるのは、私だけになりました。


同じ遺族でも、亡くなった娘たちへの感情が違いすぎます。


ここは、遺族として発言できる、最後の場なのに…


被告の心には 一切 響かない、そうわかっていても、
最後に私らの子供たちの為に思いを訴えて、
最後まで残ってる、あるったけのエネルギーを振り絞ってよ!
私は、そう願っていました。


そもそも、遺族らの様子も、はじめっから 個々、それぞれって感じだった。
こうゆう時こそ、遺族が、もっと一丸となって闘うべきじゃないの?って、
私は ずっと思ってた。


この約6年間、ずっとひとりで抱えて、
裁判の話は、私の身内の誰ひとり話を聞いてくれないし、
助けを求めて、もう一人の遺族の家族に手紙を出しても、連絡すら頂けなかった。
裁判所では、元旦那は、穂乃香と縁もゆかりもない彼女を連れて来てたし…


思い起こせば、物心ついてから、なんで私は、いっつも、
こう、周りの人との巡り合わせが悪いんだろう…って、
自分に敷かれている宿命を恨みました。



異例とも言える裁判をダラダラと続けて、 今までに 二度の意見陳述の場もあったけど、
被告の心には、一切、響いてないのが現状で、
何回も、何回も、遺族に憤りを感じさせる態度を取って…。


確かに 遺族みんなの心は疲れ果てていた。


だけど、うちらの大事な娘たちは、殺されたんだよ!!


もうできれば、関わりたくないのかもしれないけど、
そんなの、私だっておんなじだよ!!



裁判が始まる、ちょっと前の時間に
今日、被告の身内が保釈保証金を用意して、保釈されると聞かされました。
前回、私の書いた記事のコメントを読んでいただいた方は、
この流れを理解して頂けると思いますが、
前回の時点で、被告側の身内が、保釈保証金を調達することが出来なくて、
保釈は されていない状態でした。


でも、お金が用意できた時点で、保釈は すぐにでも可能だったので
保釈されたという内容の記事は、敢えて消しませんでした。


控訴審なので、被告側が保釈保証金さえ払って、裁判所が認めてしまえば、
判決を待たずに保釈が可能となって、
また判決日には、出廷しなくてもいいことになるそうです。


そういった内容を踏まえて、意見陳述を読みあげることになったので、
今まで、辛く長い時間が蘇ってきて、読んでる最中に涙が溢れてきて、
言葉に詰まってしまいました。
最後まで、しっかりと、この思いを伝えなきゃ…
途中、感情が爆発して抑えきれないほど苦しかったけど、
6~7分程度の文面、穂乃香の悼みに比べたら、
母親の私が、ここで負けてなんかいられない。


最後まで、諦めないで読むことが出来ました。


最後まで心からの謝罪もない被告は、このあと家に帰れて、
穂乃香は、もう、うちへ帰ってこれない…
何度も何度も、この言葉が 頭の中を回転しました。


裁判が終わった後のミーティングで、検事さんに言われました。
裁判の記録として、残るものだから、
穂乃香さんのお母さん一人でも、意見陳述を述べてくれて良かったです…と。


裁判長が、他の遺族は読まないのに対して、どう感じたかはわからないけど、
私はこの裁判で、母親として、穂乃香にできる最後の役目だと思って実行しただけ。
今まで何もできなくて、ただ待たされてた だけだったので、
この機会を裁判所に設けて頂いて、ありがたかった。


始めから、私に 読まない選択肢はなかった。
絶対に後悔はしたくなかったから…


他の遺族が、意見陳述を読まなかったからと言って、恨むことはしない。
ただ、遺族の一人として、残念な気持ちは隠せない。



夕方、裁判が終わって…
まっすぐ家にも帰りたくないし、途中で どこかに寄ってから帰ろう…と思って、
駅の地下を ぶらついてたけど、飲食店はどこも、ぜーんぶ閉まっていて、
仕方ないから、地元の駅に戻って、カフェに入りました。


このカフェは、穂乃香が、就職の地へ出発する朝に立ち寄ったところ…

画面中央にある席に座って、穂乃香を見送りに来たくれたお友達を囲んで
お茶をしました。


あの時の朝の事、まだしっかり覚えてます。


穂乃香の友達が、穂乃香の為に チャリ🚲️を飛ばして、
汗だくになってチャリンコを漕いできた姿を見て、
みんなで笑った顔が、あの時の穏やかな時間が、
目を閉じると、映像として ゆっくり流れてきます。


あの日、こんな日が来ると、誰が予想してただろう…
もう、あの穏やかで平和だった時間が、私らには戻ってきません…

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